検察庁に提出

《上申書》死亡16歳女子の母

 

上申書

 

 私は交通事故で死亡した被害者○〇〇〇〇(16歳)の母親です。 

 娘は元気で明るい子でした。部活はテニス部で,女子ダブルスを組む同級生とは,特に仲良しでした。楽しい高校生活を送っていました。

 娘は私に高校での出来事を毎日いっぱい話してくれました。よく一緒に買物に行きました。年の離れた妹の世話をしてくれる優しい子でした。夫にとって自慢の娘でした。

 順調な娘の成長に家族皆が幸せでした。 

 事故の日の朝は,少し肌寒く友達とお揃いの買ったばかりのウィンドブレーカー上下を着て嬉しそうに,いつもの時間に自転車で学校に向かいました。

 しかし,突然,加害者の車に巻き込まれ,ひかれたのです。車の下敷きになって長時間圧迫されていた苦痛と恐怖。頭部外傷,骨折,挫傷,窒息,心肺停止。どんなに痛くて,辛くて,怖かったことか。

 事故から○○日後,娘は一度も意識が回復しないまま,亡くなりました。

 娘を亡くして,私の心は壊れ,深い喪失感,虚脱感,絶望感,不眠などが続きました。深い悲しみに襲われて突然に涙があふれてきます。娘に会いたい。抱きしめたい。

 葬儀には高校の同級生,幼稚園,小学校,中学の友達,先生,学校関係者,たくさんの方に来ていただきました。 

 事故から○カ月ほど経過して,加害者の保険会社の担当者から連絡があり,事故状況について娘側にも1割の落ち度があるといわれました。夫が理由を聞くと,一般的にという回答でした。悔しくて涙が止まりませんでした。 

 事故状況,事故原因を加害者がどのように説明しているかは知りません。

 しかし,加害者が安全確認を怠って左折を開始し,娘に加害車両を衝突させて重傷を負わせ,死亡させた事実は確かです。絶対に許せません。

 娘の命と将来の人生を奪った加害者に対し,厳重な処罰をお願いします。

以上 

 

※交通事故訴訟と過失相殺率等

 加害者が加害四輪車(路外駐車場へ左折)を被害自転車(歩道を左方から右方に直進)に衝突させて被害者を死亡させた事故。加害者は被害者(16歳女子)の過失1割を主張。刑事裁判所は「被害者に特に落ち度が認められない」と認定(量刑事由)。民事訴訟において,過失相殺につき加害者の一方的過失,損害につき逸失利益計算の基礎収入は全労働者の平均賃金,慰謝料は基準より増額を内容とする和解勧告があり和解が成立。和解条項第1項に,「被告は,原告らに対し,本件交通事故は,被告の一方的な過失により生じたことを認める。」と明記されました。

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