検察官に提出

《上申書》1級1号16歳女子の母 

     

 厳重な処罰を求める上申書

 

 平成○○年○月○日午後○○時○分ころ,○○市○○町○番○号において発生した交通事故の被害者○〇〇(当時○○歳)の母親として上申します。

 本件事故により,娘の○は,脳挫傷,全身打撲等の傷害を負い,意識不明の重体で,○○病院に運ばれました。同病院に平成○○年○○月○○日まで入院し,同日から○○○○センターに入院して現在に至っています。娘の意識は現在も不明の状態です。

 本件事故は,娘と友人の二人が○○線の信号のある交差点において,娘が友人の後ろを歩いていたところ,加害者○○○○(当時○○歳)運転の自動車に跳ねられた事故です。娘は意識不明なので事故状況について話ができませんが,一緒にいた娘の友人は「歩行信号が赤から青に変わったから渡った。」といっています。

 事故現場は,店舗の街灯で明るく,見通しは決して悪くありません。また,二人が横断していたのです。にもかかわらず,加害者は,赤信号を看過し,横断歩行者等の有無に留意せず,その安全確認不十分のまま,漫然時速80キロメートル以上の高速で同交差点に進入して,娘を跳ね飛ばしたのです。

 加害者は,加害者の進行方向が青信号を表示していたといっているそうですが,加害者が信号を見ていたのであれば,娘と友人が加害者の視界に全く入っていなかったことの説明がつきません。

 また,信号機の有無,表示に留意し,これに従って進行することはもとより,横断歩行者等の有無に留意し,その安全を確認しながら進行すべき注意義務があるのに,全く気付かなかったというのですから,本件事故の原因は,加害者の明らかな安全確認注視義務違反だと確信しています。

 私は最愛の娘が意識不明の状態になって,人生に大きな穴がポッカリと開いてしまい,いたたまれない思いです。これからの娘の健康な人生と将来の夢を奪った加害者に対し厳重な処罰を求めます。

以上

 【備考】被害者保護

《過失割合を基礎付ける事実の証明責任は加害者側》

 歩行者と直進四輪車,横断歩道の手前横断の事故で,加害者は四輪車側青信号を主張して譲りません。信号の表示につき青対青の争いです。検察官宛に上申書(上記)を提出しましたが,加害者の刑事責任は罰金(略式命令)。信号サイクルの設定内容は刑事記録になく,民事裁判の調査嘱託で取寄せられましたが,いずれが青かは判然としません。そこで,過失割合を基礎づける事実の証明責任は被告(加害者側)にあることを強く主張しました。「加害者80%,被害者20%」の過失割合,1級1号の将来介護費は日額2万1000円,賃金センサスは全労働者平均,その他の各費目は裁判基準相当額等を内容とする裁判所の和解勧告により和解が成立しました。

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