民事裁判所に提出
《陳述書》1級(脊髄損傷)女子の母
陳述書
1 私は原告の母です。
本人が陳述書を書きました。その生活について,私は夫と協力して介護をしています。苦労も沢山あります。問題を挙げればきりが無いのですが,いくつかを申し上げます。
2 排尿排便
時々,大便,小便を漏らします。
衣類の洗濯量がこの子の分だけで山積みになります。特に大便の後始末は,それはたいへんなことで私もどこから手をつけたらいいのか分からないときが度々あります。また,本人は後始末が出来ませんので,私にしかわからない苦労もあると思います。
3 風呂
風呂に入らせたいのです。しかし,新築するまで入れる風呂はないので,部屋にお湯を汲んで持っていって,ベットで体を拭きます。家を新築して障害者が入れるお風呂になっても,本人一人でお風呂には入れません。新築後,私の力だけで入浴介護ができるか不安です。
4 睡眠
寝る時は,クッションを足のくるぶしなど,床ずれのできやすいところに当てます。排尿排便対策としては,タオルやラバーシーツをしいています。床ずれ対策としては,3時間おきに体位を変えます。私も本人も,ゆっくりとは,寝れません。
5 リハビリと夫の退職
私は運転できませんし,入浴やリハビリに行くには車が必要です。そこで,夫が退職して介護を手伝うことになりました。本来,夫は将来5年間は勤務でき,月○○万円の他,賞与等が支給されるところでしたが,娘のため,家族のために退職しました。現在,生活費は年金から捻出しています。
6 家事
身体障害者療護施設○○○で風呂に入れてもらった後やリハビリの帰りに,買い物をして,料理,掃除,洗濯などの家事をします。
7 将来の不安
この事故によって,私達家族の人生が大きく変わってしまいました。将来のことも心配です。今,私たちがいなくなったら,本人は一人では生活していけません。生きてもいけません。できることなら,娘の足を元に戻してもらいたい。しかし,それが叶わないのなら,私たち両親がなくなった後にも,本人の生活が心配せずに成り立つように,十分な補償をしていただきますようお願いします。
以上
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